しまろんパパは、小学校高学年や、中学校から英語を始めるのは遅いと思っています。
もちろん、しまろんパパの個人的な意見なので、様々な意見はあるでしょう。
でも、子供の将来を考えるのなら、幼児期から英語に触れさせることや、バイリンガルに子供をするために努力を惜しまないことは、決して無駄にはならないと考えます。
そこで今回は、しまろんパパが考えている
- 「なぜ、子供に幼児期から英語に触れさせたいのか」
- 「英語力が必要とされる日本の未来」
についてお話しをしたいと思います。
いずれ「英語が少し話せる」では生き残れない未来がやってくる
私は外資系で働いているので、毎日英語を使って仕事をしています。
日常会話もビジネス会話も不自由することはありませんが、ネイティブの人から見れば決して上手いレベルではないでしょう。
ただ、「英語なんてさっぱり出来ないおじさん達」がまだまだたくさん現役でいる中、しまろんパパの英語力はそれなりに重宝されるレベルではあります。
少し堅い話になりますが、世界経済から見た日本の立場も一応はまだ健在。
最近中国に抜かれたとは言え、まだGDP世界第3位。
世界経済の中では、日本はまだ無視できない存在です。
英語が出来ず、日本語しか出来なくても、日本人や日本企業は、大きなお金を生み出してくれる”大事なお客様”でしょう。
ただし、これは現時点での話になります。
20年後、私たちの子供が就職する頃はどうでしょう?
人口は減り続け、若い人が減り、老人が多くなり、世界経済から見た日本の重要性もどんどん低下します。
同時に、国内市場が縮小すれば、国内企業は必然的に、海外に打って出ざるを得なくなります。
一方、外国では、中国はどんどん力をつけ、インド、タイ、インドネシアなどなど、日本が今まで格下に見ていた国々がどんどん日本に近づく、または追い越して行くと言われています。
本日時点では、まだ「経済大国日本」の名残、と言うか、その名声で、少し有利な立場にいたものが、全く平等な競争相手となって戦わなくては行けない日がやってくるのです。
しかも、それは決して遠い未来の話ではありません。
事実、私が働き始めた20年ぐらい前、 外資系のほとんどはアジア拠点の中心は東京でした。
それが10年後、どんどん日本のヘッドカウント(募集人数)は減らされ、香港に。
更に10年後は、どんどんシンガポールに。今や外資では、シンガポールか香港がメインの会社がほとんどです。
リーマンショックがあったから?
震災の影響?
人件費が高いから?
いやいや、単純にビジネス上、香港・シンガポールの方が重要になったからです。
彼らの方が英語が話せ、ビジネスのスピードが速いからです。
あくまで個人的な予測ですが、トヨタ、武田製薬など、今後もしばらく海外でも通用するであろう超巨大企業を除いては、多くの日本企業が外資に飲み込まれる、または淘汰されていくと予想しています。
考えてみてください。10年、20年前、 日本中の誰が、Sharpが台湾の企業に買収されると予想出来たでしょうか。
中国ならともかく、台湾です。
東芝も、どんどん部門を切り離して、切り売りしている状態。この動きは、どんどん加速していくと、個人的には考えています。
日本企業・外資企業の未来とは
少し脱線しましたが、この事から私たちの子供が、就職する時に起こりうる事は、以下が予想できます。
- 純日本企業の減少⇒国際的立場・重要性の希薄化
- 日本企業で働いている人たちの薄給や冷遇の可能性
以前の様に「日本の会社はクビを切られない」「日系で働いていれば安定的」なら、日系企業で働くメリットはあります。
でも、この日系神話が崩壊してしまうとすればどうでしょう。
現に、今現在、リストラ、早期退社募集など、「薄給+不安定」な状態を感じているサラリーマンは多いはず。つまり、日系で働くメリットがどんどん薄れているのです。
前述したように、日系企業でも、成長を目指す企業は海外に打って出ざるをでなくなっている状態です。
採用側の企業としては「外国企業と対等に仕事ができる人間」を欲しています。
そこで活躍する人材は、必ずしも日本人である必要がなくなっているんです。
その為、就職時に相手にする人は、「日本人の中で英語が上手い」ではなく、「世界的に見ても普通にしゃべれる」大前提となっていくでしょう。
その上で、学生時代の経験だとか、適正を見るであるので、そもそも英語が話せないと、箸にも棒にもひっかからない。
そこから考えると、「日本人の中で英語が上手い」以下の人は、国内で細々やってる日本企業しか選択肢がなくなります。
「給料低い+リストラリスク」の高い状態が続けば、結婚できない、出来ても子供を産み育てる金銭的余裕がない、 という悪循環は加速していきます。
私も外資系企業でずっと働いているので、クビを切られる経験も会社が日本から撤退して職を失った経験もあります。
ただし、外資は給料が日系の数倍は高い為、貯蓄もできるし、退職時にはパッケージ(手切れ金のようなもの)も出るので、クビになっても当面の余裕はあることがほとんどです。
精神的にも、そもそもみんな「クビになって当たり前」だと思ってるので、人脈を作っておくことや、一般的に通用する知識(例:プログラミングなど)を企業にいる間につけておくことは基本です。
ある意味、来る時が来たのか、と言う感じで、すぐ次の仕事が見つかります。
このように、外資はつぶしがきくぶん、現段階でも残念ながら日系企業を選ぶメリットはかなり薄れつつあるんです。
20年後、30年後、この状況はもっと進んでいるはずだと思います。
別に、子供が会社員にならなくても、医者、自分で企業を立ち上げる、などなど将来の選択肢は色々あるでしょう。
ただ、そうなったとしても、英語が話せて損はしないだろうし、特に自分で起業するなら、むしろ英語は話せた方がいい。
医者だって、結構な方が外国に研修に行ったりしています。
英語を話せて損する事なんて、今後絶対にないはずです。
幼児英語教育は6歳までが勝負
しまろんパパが、幼児期から英語教育を始める理由、それは、英語を「勉強」や「習い事」にしない為です。
例えば、小学校以降に、週1回、2回英会話教室に行くと、子供はそれを「習い事」と言う勉強だと思ってしまいます。
もうこの頃には好き嫌いが出てきて、英語が嫌いな子も出てくるでしょう。
さすがに、嫌いな事を無理やりやらせる事は、親にだって難しいし、何より子供が可哀そうです。
考えてみてください。私たちは、日本語での会話を「勉強」だと考えて、あえて習いに行った事があるでしょうか?
物心ついた頃には、自然と話せていたはずです。
少なくとも、コミュニケーションの道具としての日本語で、「日本語話すの嫌いだ―!」なんて人聞いた事ないですよね。
そういう意味でも、我が家では、ある意味6歳までが勝負だと思っています。
- 子供が、英語を勉強だと思わない様に、日常生活・日常会話になるべく英語を溶け込ませる
- 下手でもいいから、6歳までにはある程度のコミュニケーションを取れるようにする
そこから先は、そんなに難しくないと考えています。
英語さえ、話せておけば、後は自分が興味のある勉強に十分な時間を費やせます。
単語帳開いて、いずれすぐ忘れてしまう受験対策の英単語なんてやる必要もないし、SVOCなんて全く無意味な勉強もしなくていい。
一番難しいのは子供の中で「英語が勉強になってしまった時」です。
だから、それが分かる前(=つまり幼児期)から英語を身につけさせることが何よりも大事だと思っています。