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「英語面接で話せない」「前の面接がボロボロで、次も同じことになりそう」。そんなときは、英語の勉強を増やす前に、どこで受け答えが止まったのかを確認しましょう。
質問が聞き取れなかったのか、職歴を説明する言葉が出なかったのか、追加質問に答えられなかったのか。同じ「話せない」でも、準備することは変わります。
私は外資系企業で20年以上働き、採用する側としても英語面接に関わってきました。私が面接官として気になるのは、英語の滑らかさだけでなく、どんな仕事をしてきて、応募先で何を任せられるかが伝わるかです。経歴はしまろんパパのプロフィールにまとめています。
ただし、海外の顧客との交渉など、英語で業務を進める力そのものが必要な求人もあります。「英語が苦手でも必ず受かる」とは言えません。この記事では、応募先の要件を確認したうえで、自分の経験を英語で伝える準備と練習を紹介します。
次の面接に向けて、まずやること
- 求人票を読み、英語を使う業務と求められる経験を確認する
- 自己紹介と仕事の実績を、短い英語で声に出してみる
- 原稿を読む練習から、相手の追加質問に答える練習へ進む
一人では練習相手が見つからない方は、後半の英語面接の練習に使えるサービスも参考にしてください。
英語面接で話せない原因を、5つに分けて確認しよう
面接を振り返るときは、「英語力が低い」で終わらせず、答えに詰まった場面を一つずつ書き出してみてください。以下は、練習の出発点を選ぶための整理です。
| 止まった場面 | 確認すること | 最初にする練習 |
|---|---|---|
| 質問を聞き取れない | 音が聞き取れないのか、単語の意味が分からないのか | 面接の質問を音声で聞き、聞き返す表現も声に出す |
| 内容は分かるが言葉が出ない | 書けば答えられるか、仕事で使う単語が分かるか | 短い文で実績を説明し、言えなかった単語を補う |
| 日本語でも答えがまとまらない | 自分の役割・成果・志望理由が具体的か | まず日本語で回答の要点を整理する |
| 途中で長くなり、迷子になる | 質問に対する結論を最初に言えているか | 結論を1文で答えてから、具体例を加える |
| 緊張や追加質問で頭が真っ白になる | 原稿なしでも話せるか、違う聞き方に対応できるか | 相手に質問の順番を変えてもらい、会話で練習する |
複数に当てはまることもあります。まずは、前の面接で最も困った場面から対策しましょう。例えば、日本語でも説明できない実績を、英会話レッスンだけで整理するのは難しいので、先に職歴の棚卸しが必要です。
採用側に伝わるように、職歴と志望理由を整理する

私が面接で「もう少し聞きたい」と感じるのは、「プロジェクトを成功させました」で話が終わり、本人が何を担当したのかが見えないときです。チームの成果と自分の貢献を分けて説明できるようにしましょう。
求人票から、応募先で求められる仕事を確認する
最初に確認したいのは、企業名や「外資系」という分類よりも、応募するポジションの仕事です。顧客対応、社内会議、資料作成など、どの場面で英語を使うのかを求人票や採用担当者への確認で把握してください。
そのうえで、「この仕事に使える自分の経験は何か」を考えます。求められているのが顧客との調整なら、知っている英語表現を並べるより、顧客の要望を整理して社内と調整した経験を説明できる方が、話に具体性が出ます。
自己紹介は、現在の仕事・経験・応募理由を短くつなぐ
自己紹介は、最初から長い英文を作り込むより、次の3点を短くまとめてみましょう。60秒程度を練習の目安にできますが、本番では面接官の指示に合わせてください。
- 現在の職種と、担当している業務
- 応募先に関係する経験や強み
- その経験を、応募先でどう生かしたいか
職歴を最初からすべて話す必要はありません。詳しい説明を求められたときに、関連する経験を広げて答えられるようにしておきます。
仕事の実績は「役割・課題・行動・結果」でまとめる
応募先に関係する経験を2〜3件選び、それぞれについて以下を書き出してください。
- 役割:チームの中で、自分は何を担当したか
- 課題:何に困っていたか、何を改善する必要があったか
- 行動:自分は何を考え、どんな対応をしたか
- 結果:何が変わったか、そこから何を学んだか
数字を出せる場合は、期間や比較対象もそろえると説明しやすくなります。守秘義務のある数字や顧客名は出さず、自分が担当していない仕事を担当したように話すことも避けましょう。
次は、回答を組み立てるための架空の練習例です。自分の事実に置き換えて使ってください。
I coordinated a project with our sales and support teams. Customers were waiting too long for updates. I introduced a shared task list and a weekly review. This helped us respond more consistently.
営業チームとサポートチームが関わるプロジェクトを調整しました。顧客への進捗連絡が遅れていたため、共有のタスクリストと週次の確認を導入し、対応を安定させました。
この説明をしたら、「その中であなたが決めたことは?」「どのように効果を確認した?」と聞かれても答えられるでしょうか。英文の完成度だけでなく、追加質問に答えられる具体性を確認するのがポイントです。
短所や失敗は、改善の行動まで説明する
短所を隠すために長所へ無理に言い換えたり、失敗を他人の責任だけで説明したりすると、質問に答えていない印象を与えることがあります。
実際にあった課題を選び、「何が起きたか」「自分はどう対応したか」「今はどう防いでいるか」を整理しましょう。例えば、進捗の共有が遅れた経験なら、早めに問題を報告するルールへ変えたことまで説明します。前の職場への不満を長く話すより、次の仕事で生かせる学びに結びつける方が伝えやすくなります。
英語面接の練習は、原稿作りから対話へ進める
回答を書いて覚えること自体が悪いわけではありません。注意したいのは、決まった質問と原稿の組み合わせでしか答えられなくなることです。質問の言い方や順番が変わっても、必要な経験を取り出して話す練習をしましょう。
1.日本語の要点を、使える英語にする
長い日本語を一文ずつ直訳するより、「何を担当した」「何を変えた」「どうなった」に分けます。自分で使える単語と短い文を中心に、分からない仕事の用語を補ってください。
辞書や翻訳ツールで表現を調べても構いません。ただし、できた英文に事実と違う内容がないかを確認し、自分が意味を理解して説明できる表現に直しましょう。きれいな原稿でも、追加質問に答えられなければ準備としては足りません。
2.原稿を閉じて話し、録音を聞く
自己紹介や実績について、原稿を閉じて声に出してみます。録音を聞くときは、まず以下を確認してください。
- 質問に対する答えを、最初に言えているか
- 自分の役割や行動が伝わるか
- 一文が長すぎて、途中で止まっていないか
- 数字・時期・仕事内容を、聞き手が理解できるか
細かな文法の訂正も必要ですが、意味が変わる間違いや、伝わらない部分から直しましょう。原稿どおりに言えたかだけを採点しないことが大切です。
3.同じ経験について、違う角度から質問してもらう
相手がいる練習では、自己紹介を聞いてもらうだけで終わらせないでください。自分の実績を話したあとに、例えば次のような質問をしてもらいます。
- What was your role in that project?(そのプロジェクトでの役割は何でしたか)
- Why did you choose that approach?(なぜその方法を選びましたか)
- What would you do differently next time?(次に同じことをするなら、何を変えますか)
答えに詰まったら、「内容が整理できていない」のか「英語にできない」のかを分けて直します。次回は質問の順番を変えてもらい、暗記した流れに頼らずに話してみてください。
4.志望理由と逆質問も、応募先に合わせて練習する
志望理由は、「成長したい」だけでなく、応募先のどの仕事に関心があり、自分の経験がどうつながるかを説明します。逆質問も、求人票で分からなかった担当範囲や、入社後に期待される成果について考えておきましょう。
質問の種類や、面接全体での伝え方を確認したい方は、外資系企業の英語面接ガイドも参考にしてください。
本番で聞き取れない・答えに詰まるときのフレーズ
質問が分からないまま、覚えた答えを話し始めるのは避けたいところです。聞き返しや確認の表現も、練習中に実際に使ってみましょう。
| 場面 | 表現 | 意味 |
|---|---|---|
| もう一度聞きたい | Could you repeat the question, please? | 質問をもう一度言っていただけますか |
| 別の言い方で聞きたい | Could you rephrase the question, please? | 質問を言い換えていただけますか |
| 質問の範囲を確かめたい | Are you asking about my current role? | 現在の役割についてのご質問でしょうか |
| 少し考えたい | May I take a moment to think? | 少し考える時間をいただけますか |
未経験の仕事について聞かれた場合は、経験があるように取り繕わず、未経験であることと、関連する経験を分けて伝えます。
I haven’t used that system, but I have worked with a similar tool.
そのシステムは使ったことがありませんが、似たツールを使った経験はあります。
これは似たツールを使った経験がある場合の例です。そのあとに、どんな用途で使ったかを具体的に説明しましょう。聞き返せば必ず評価されるということではありませんが、質問を確認してから答える練習は、認識のずれを減らすために役立ちます。
面接までの残り時間で、準備の優先順位を変える
明日の面接と、数か月後の転職準備では、できることが違います。以下を目安に、今取り組むことを絞ってください。
| 残り時間 | 優先すること | 練習の終わりに確認 |
|---|---|---|
| 明日〜数日 | 自己紹介、志望理由、関連する実績、聞き返しを声に出す。オンライン面接なら接続も確認する | 最初の答えを短く言えるか。分からないときに確認できるか |
| 1〜2週間 | 回答の整理と、追加質問のある模擬面接を繰り返す | 同じ経験を違う質問でも説明できるか |
| 数週間〜数か月 | 面接練習に加え、聞き取り・語彙・話す力など弱点に応じた学習を続ける | 応募先で求められる業務の英語にも対応できるか |
直前に新しい教材を何冊も増やすより、今ある回答を実際に話して、詰まった部分を修正することを優先しましょう。直前の練習だけで、求人に必要な英語力全体が身につくわけではありません。
独学で足りない部分を、英語面接の練習サービスで補う

まずは自分で回答を整理し、録音して話すところまで進めてみてください。そのうえで、相手にどう伝わったか分からない、追加質問を出してくれる相手がいない場合に、模擬面接を受ける意味があります。
すでに転職エージェントを利用しているなら、応募先に合わせた面接準備や、英語での練習に対応できるかを担当者に確認する方法もあります。英語での模擬面接まで受けられるかは、担当者やサービスによって異なります。
産経オンライン英会話Plus:面接官役の講師と、採用面接の受け答えを練習したい人に
産経オンライン英会話Plusには、就職・転職向けの「英語面接」教材があります。講師が面接官役、受講生が応募者役になって練習する形式です。
基本の教材では、自己紹介・自己PR、志望動機、これまでの仕事、逆質問などを練習できます。回答に関連する追加質問もあるため、原稿を読むだけでなく、やり取りを練習したい方の候補です。
公式の対象目安は初中級以上です。短い自己紹介や職歴の説明がまだ難しい場合は、まず回答の要点を準備し、無料体験のレベルチェックで、面接教材から始めてよいか相談しましょう。
転職の面接なら「既卒者向けの質問を練習したい」と講師に伝えます。自己紹介、志望動機、職歴など、今回練習したい単元を選び、自分の事実に沿った回答を考えてから受講してください。求人や職歴を説明するときは、顧客名などの機密情報を外しましょう。
模擬面接で依頼したいこと
- 自己紹介と実績を聞き、自分の役割が伝わったか教えてほしい
- 回答のあとに、理由や具体例を聞く追加質問をしてほしい
- 意味が通じにくかった表現と、直す優先順位を教えてほしい
通常料金は、プラン200が月額4,620円(税込)、プラン620が月額6,380円(税込)です。フィリピン人講師で1回20コインの場合、プラン200は月10回、プラン620は月31回が目安になります。料金は2026年10月1日に公式情報を確認しました。
講師によって必要なコイン数が異なり、1日の通常受講上限を超える場合も消費コインが増えます。月額料金だけでなく、面接までに何回、どの講師と練習できるかを確認してプランを選びましょう。
自分のレベルが分かっていれば、無料体験の1回目から英語面接の教材で体験できると公式に案内されています。予約時に教材と希望する単元を確認してください。特定企業の選考に合わせた専門的な指導まで希望する場合は、対応範囲を事前に問い合わせましょう。
自分の回答を使って練習したい方へ
回答は用意できたのに、追加質問で止まってしまう。そんな方は、面接教材・回答の持ち込み・英文添削の違いから、自分に合う練習方法を選びましょう。オンライン英会話3社の料金と無料体験の範囲を比較しています。
英語力全体の課題や学習計画には、コーチングも選択肢
「面接以外でも英語が聞き取れない」「毎日の学習が続かない」「転職後の業務まで見据えて準備したい」場合は、英語コーチングを検討する余地があります。自分の回答を話す練習に加え、弱点に応じて学習内容や時間の使い方を見直したい人向けです。
例えばプログリットは、英語力の課題を整理し、学習計画や日々の学習を支援するサービスで、60分の無料カウンセリングを案内しています。模擬面接を受ける目的なら、その対応範囲を別途確認しましょう。
候補を比較してから決めたい方は、外資系転職に向けた英語コーチングの比較をご覧ください。学習計画の相談を希望する方は、プログリットの無料カウンセリングで、予算、確保できる学習時間、面接までの期間を伝えて検討できます。
英語面接で話せないときのよくある質問
英語面接がボロボロでも、受かることはありますか?
手応えだけでは合否は判断できません。私の知り合いにも、細かな文法ミスがありながら外資系企業に採用された人はいます。ただし、何が採用の決め手だったかは分からず、その経験をすべての求人には当てはめられません。
結果を待つ間に、答えられなかった質問と、そこで伝えたかった経験を書き出しましょう。「全部ダメだった」で終わらせず、次に直す点を具体的にすることが大切です。
文法や発音が完璧でないと落ちますか?
完璧さだけで決まるわけではありませんが、職種によって必要な英語力は違います。私が面接官として見るときも、経験が伝わるか、質問を理解してやり取りできるかを確認します。細かなミスを恐れて話せなくなるより、まず伝え、意味が変わる間違いは修正するようにしましょう。
回答は丸暗記しない方がよいですか?
よく使う表現を覚えたり、回答の原稿を作ったりすることは準備に使えます。そのあとに、要点だけを見て話す、質問の順番を変える、追加質問に答える練習をしてください。原稿を再現することだけを目標にしないのがポイントです。
TOEICの点数があっても、英語面接で話せません。何をすべきですか?
スコアだけでは、自分の職歴をその場で説明できるかは分かりません。自己紹介や実績を原稿なしで話して録音し、言葉が出ないのか、回答内容が曖昧なのかを確認しましょう。点数を上げる勉強と並行して、面接の受け答えを練習する必要があります。
次の面接では、自分の経験を短く伝える準備から始めよう
英語面接で話せなかったとき、最初にすることは、難しい言い回しを増やすこととは限りません。どこで詰まったかを確認し、自分の役割・行動・結果を説明できるようにすることから始めましょう。
今日は、自己紹介と、応募先に関係する実績を一つ声に出してみてください。一人で話せるようになったら、追加質問のある対話で練習します。実務で必要な英語力にも不安がある方は、英語が苦手な人の外資系転職についての記事もあわせて確認してください。
自分で回答を準備したあと、相手との受け答えを練習したい方は、産経オンライン英会話Plusの英語面接教材を候補にしてみてください。無料体験で今のレベルや教材との相性を確認してから、継続するかを判断しましょう。
サービス情報の確認先
確認日:2026年10月1日。料金やサービス内容は変更される場合があります。申込前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。


