しまろんパパの子供は、2歳になる前から英語に触れさせてきました。
以前の記事でも紹介させて頂きましたが、我が家は両親ともに英語はネイティブでない(どころかママは英語苦手)ため、ともかく生活の中で使うであろうフレーズを暗記して言いまくる日々。
今回は、そんなしまろん家でのバイリンガル教育の経過についてご紹介したいと思います。
しまろんパパの息子(4歳)現在の英語力について
しまろんパパの息子は、現在4歳4か月になりました。
3歳半ぐらいまでは、完全に日本語の方が上手かったのですが、ここに来て英語の実力がメキメキ上達。
正直、ここ数か月で何があったのかしまろんパパにも分かりませんが、おそらく日々やっているオンライン英会話がよかったのだと思っています。
数か月前まで、「I thinkが言えた!」と喜んでいたのがウソのよう。
今では、I thinkどころか、I wonder, I wish/hope, I’m supposed to などを使いこなし、独り言も英語になっています。
日本語能力vs英語能力は6:4 ぐらいといったところでしょうか。
ここ数か月で出来る様になった事
- I thinkはもちろん、I don’t thinkで否定出来る様になってきた
- 現在/過去/未来をかなり意識して話せる様になってきた(am/was/willなどの使い分けが出来る)
- I am supposed to/I was supposed to (~するはず(だった))が使える様になってきた
- because や but 、if などを使って文章を自然とつなげられる様になってきた
4歳になりたてで、日本語もまだイマイチな中で、「内容によっては英語の方が言いやすそう」と思えるぐらいになってきました。
しまろんママは、英語の方が上手くなってしまうのではないかと不安そうです。
英語教育:3歳~4歳で取り組んできた事
- 生活で使う言葉(Turn on the light/close the doorなど)を継続して使う
- 年齢と共に、生活の中で自分で出来る事も増えるので、それに合わせてフレーズも増やす(大人が分からないフレーズはウェブで調べて覚える)
- テレビ番組や映画、Youtubeは全て英語
- オンライン英会話を始めて、親以外と英語を話す機会を増やす
- 「英語を話す時間」を決める(しまろん家の場合は、幼稚園の帰り道は全部英語)
- 英語教育もある程度やってくれる幼稚園に入園した
- マイルを使って海外旅行に行き英会話の実践をさせた
しまろん家の英語教育のモットーは、「英語教育になるべくお金をかけない」「英語の勉強しない」「物心ついたら英語が話せる様になってた」です。
家族で海外旅行は難しくても、オンライン英会話なら幼児向けの格安なものもあります。
お子さんが英語に興味を持たせるきっかけになるのではないでしょうか。
子供が英語で話すためにしまろん家で気を付けている事
1. 話を遮らない。ともかく聞いてあげる
せっかく子供が頑張って話そうとしているのに、親が遮って話してしまうとせっかくのアウトプットの機会を親が殺してしまっている事になります。
これは日本語も英語も同じですね。
子供の会話は支離滅裂ですし、面白くない事も多いですが、笑顔で楽しそうに聞いてあげると、どんどんおしゃべりになって話してくれます。
2. 興味をもって話をしっかり聞いて、質問を返してあげる
これも言語は関係ないですが、子供が何かを伝えているのにスマホを見ながら興味無さそうに聞いていると、子供は「話をしても面白くない」と認識してしまい親に話をしてくれなくなってしまいます。
しまろん家の場合は、最初の内は2%ぐらいしか子供が言ってる事が理解出来ませんでした。
それでも質問を返してあげたりしているとどんどん伝えようとしてくれるので、成長が早くなります。
3. 言葉につまってもサポートしない 最後まで自分で言わせる
例えば、息子が「自分がおもちゃで遊んでたのに、妹が奪って返してくれない」と英語で言いたいとします。
最初の「I was playing with the toy but」ぐらいまでは言えるのですが、「奪って返してくれない」部分はまだ難しく、言葉に詰まったります。
何とか「she… She… She got …..」など言うとするのですが、take away とか grab とか都合のいい言葉が見当たらず、she….の後で止まってしまいます。
そういう時もともかく勝手にこちらがサポートせず、she got it from me でもいいので、最後まで自分で言わせる様にしています。
何とか自分で言わせた後に、正しい英語で伝えてあげます。
親も分からなければ、Google翻訳様にお任せすれば大体はやってくれます(笑)
いずれにしろ、簡単に教えてもらった言葉は記憶に残りづらいので、ひねり出しても自分で言わせる努力をさせています。
4. 怒らない
ずっと教えていた言葉なのに、何故か覚えられない言葉がしまろん家長男にはあります。
Ship(船)とPlay the music(movie)です。
これは本当に謎なのですが、AirplainとかVehicleとか難しそうなものは覚えているのに、Shipがどうしても覚えれない。
Playは「遊ぶ」としての意味は分かるのに、「音楽(映画)をかける」と言う意味での「Play」the music/movieがどうしても言えないのです。とりあえず全て Do で代用しようと考えてしまいます。
以前、あまりに出来ないので、少しイライラして泣かせてしまった事があり、そこから少し英語の使用をためらう様になてしまったことがありました。
以降、どんなに出来なくても我慢して笑顔で話を聞いてあげる様心掛けています。
自宅英会話をやってよかったと思う事
こういう子育て方針に、最初は本当に不安しかなかったしまろん家。
両親ともにネイティブでないので、常に「これでいいのかな・・」と言う五里霧中的な心配が常にありました。
子供が4歳になった今では「やってよかった」と思えますが、それまでは周りに相談出来る人もいなかったので結構不安でした。
英語が「自然と出てくる」事は何より強い
しかし、今となっては本当にやってよかったと思っています。
息子は、我々が教育課程で必死で勉強した「SVOCは第5文型!」とか「関係代名詞、動名詞、過去分詞」とか、当然ですが一切やっていません。
にも関わらず、これらを自然に使いこなせています。
4歳になったばかりの息子は、言葉に文法があるとか、法則があるとか、当然何も分かっていません。
しかし、今そこそこ難しい文章を話せています。全く頭で考えず、「英語をただの言葉として認識し、本能的に自然と話す」と言う事が出来始めています。
「英語を英語として話す」のは幼児から英語を話せていないと難しい
しまろんパパは17歳でカナダの高校、18歳からはアメリカの大学に行っていました。
中学~高校と日本の教育課程で英語を勉強して、更に英語圏の教育課程を卒業し、現在は英語ばかり使う職場にいます。つまり、30年近くは英語に触れている訳です。
それでも「英語だけで考え、自然と言葉にする」行為を完璧に行うのは無理です。
それが、3~4歳だと、たかだか1年で大人がどんなに頑張っても出来ない事が出来てしまうんです。本当に子供って恐ろしいですね。
早期英語教育に弊害はないのか
幼児英語教育について不安を感じている人も多いようなので、しまろんパパ的に感じたことを書いてみました。
1. 今の所目立った弊害は出ていない
そんなに英語ばかりやって、日本語の能力はどうかと言うと、「気にしなければ」目立った問題ありません(後述)。
日本人の友達と遊ぶ時は完全に日本語ですし、何よりママとは全部日本語なので、日本語がネイティブである事には変わりありません。
おそらく、彼(息子)にとっては、生活の中で、英語で話す人は英語で、日本語で話す人は日本語で、と脳内自動変換をしているのでしょう。
頑張って2か国語を話している意識は、全くないように感じます。
2. ネイティブでない親が教えている為、発音が不安
ネイティブではないしまろんパパが英語で話しかけている為、発音と言う意味ではどうしても完璧には出来ません。
しかし、完璧にはなれないまでも、成長してからいくらでも修正が効くと考えているので、ともかく今は「英語に慣れさせる」事が重要と考えています。
また、最近では、映画とかテレビで発音を覚えてくるので、しまろんパパが発音を直されます。
先日は、Robotの発音が間違っていると言ってRobotを20回ぐらい言わされました。
Rの発音は、しまパパは苦手でないのですが、子供の耳には何か不自然に感じてしまうみたいです…。
こういう時は、テレビや映画もバカに出来ないですね。
3. 子供によっては小学校受験で困る可能性もある?
では、全く弊害がないのか、と言われれば、あるにはあると思います。
例えば、しまろん家長男の場合
- 数字は英語が優勢(1~100まで英語では言えるが、日本語で言えない)
- 曜日や月も同じで、日~土まで英語では言えるが日本語だと間違える
- 始めに英語で覚えてしまった単語は、日本語の会話の中でも英語で使ってしまう
例:渋滞中に「Traffic jam だからスタックしちゃったね」など(渋滞に詰まる、と言う言葉を知らないので、英語で代替しようとする) どこかルー大柴風になってしまう。
あくまで4歳時点での話なので、10歳とかになれば自然と追い付いてくるとは思っています。
が、6歳の小学校受験の時には、この差は結構影響があるのでは?と感じています。
英語能力を重視されない小学校受験をお考えのご家庭では、英語に力を入れすぎると、受験の弊害になり得るかも知れません。
これについては、今後成長記録をこちらで報告しながら書き留めていこうと思います。
長男が妹に英語で話す様になってきた
しまろん家は、子供が4歳(男)と2歳(女)なのですが、息子は、自然と出てくる言葉が英語なので、妹にも英語で話しかける様になって来ています。
2歳の長女は女の子と言う事もあり、言葉の習得が早く、あっという間に長男から英語を吸い取って話す様になってきています。
先日は、娘が見事に転んだのでゲラゲラ笑っていると「にょー!ドンファニー(No, don’t funny)」と言っていました。
文法的には何も正しくないのですが、言いたい事は分かるし、さすが女の子はすごいなと感じています。
その他、「This way!(こっち!」、「Daddy, Common here(パパこっち来て)」、「look at this!(これを見て)」ぐらいは自然と発する様になっています。
妹は、親も苦労せず、勝手に英語を学んでくれるので本当に楽です(笑)
今後の挑戦:まずは英検Jrに挑戦
しまろん家は、教育にお金をかけるなら、英語ではなく、知育とか運動とか経験(旅行とか)をさせたいと思っています。
かと言って、英語が出来ないのもこの世の中困るので、上記のような事を実践させ「物心ついた時には英語自然に話せてます」方式を採用しています。
結果的にどうなるかは分からないですが、今の所上手くいっている様に感じています。
何か目標を持つのもいいかなと思うので、幼稚園のうちに英検も受けさせようかなと思います。
まだ読み書きについてはできていないので、とりあえずは英検Jrから始めて少しずつステップアップしていこうと思います。
英検 Jr.オンライン版で学習していますが、来月は英検Jrゴールドの試験です。また時間があるときに、英検Jrについても書きたいと思います。